2009年12月 入院日記」カテゴリーアーカイブ

入院日記  12月3日  2日め  病名 腎血管筋脂肪腫破裂

入院2日め

ハードな1日めで昨夜はすっかり爆睡でした。

午後検査と言われてましたが、11:00にエコー、造影剤CTと進みます。

エコーはとくに時間をかけて検査をしてくれました。

『多分、今日からご飯は食べられるよ』の声に送られて

病棟に戻って一休みしていたら

泌尿器科の外来へ来るようにいわれた。

エレベーターが2階で開くと、

背の高い白衣を着た人が立ってます。

目があって名前を聞かれうなずくと

泌尿器科のキリンです。

先生なの?若~い。

しかも超美系

ルンルンと後をついていって

外来の椅子に座るとパソコンに

先ほどの造影剤CT画像がリアルに映ります。

何か片側だけ変?

キリン先生『左の腎臓のまわりがおかしいのです。

これは11月19日に背中に激痛があった時、背中の腫瘍が破裂したのです。

そのため炎症が起こり熱が上がってます。再度破裂する可能性もあります。

いつ緊急手術になるかわかりません。これからは、トイレとベット以外安静にして下さい。

とても危険な状態です。腎臓と共に腫瘍を摘出するしか治療法はありません。』

真央の小さな抵抗

『もしかして、血の海の中でも左の腎臓は元気に動いているかもしれません。

これは先生一人の判断ですか?』

『うちは4人のドクターがチームを組んでまして、泌尿器科全員の判断です。

確かに今は腎臓は正常に機能してますが、

腎臓はとてもデリケートな臓器で腎血管筋脂肪腫という名前

どうり腫瘍の血管が入り組んで腎臓にからみついているので

摘出はさけられないと考えて下さい。』

とてもキレイな目でまっすぐこちらをみつめています。

覚悟してください。と

キリン先生『どちらにしても貧血数値がとても悪いので今は

手術できません。不思議なほど元気ですが、いつ急変するか

わかりません。その時は輸血しても手術します。御理解ください。』

たんたんと説明が終わり

私の腎臓がなくなる。

まだ、尿にも反応すらでていないのに

とても良好なのに・・・

ぼーとしてベットに戻って・・・

眠りました。

考える事が辛くなって

眠りから覚めると

夕食が届いてました。

ご飯だぁ~

ここの病院食は本当においしいです。

入院日記  12月2日  入院当日

いよいよ入院当日

昨日入院準備で振り込みや入院セットを買ったり、

洗濯機を何回も回したり、かなり無理をしたのに

緊張感のせいか早起きして、

入院セットを往診カバンに詰め込んで

病院の受付時間少し前8時20分に並びます。

もうかなりの患者さんがいます。

どこへ行っていいか分からないので、とりあえず内科へ・・・

いつまで経っても呼ばれる気配はなく、体温39度の身には辛い。

かかりつけの先生が紹介状と共に添付してくれた

検査表の炎症数値がものをいって、

看護師さんが大丈夫ですか?と聞いてくれたが

私は人目にはとても元気に写るらしく

お元気そうですね・・・と立ち去ってしまう。

11:30やっと『助っ人の先生を呼びました。』と内科の外来へ

問診開始、この段階で内科医10人で受付していて

どうしてこんなに混んでいるのかわかった。

家族構成、アレルギーの有無、食べ物の好き嫌い

事細かにパソコンに打ち込む作業に

手間どっているのだ。

真央の相手をしてくれたコダヌキ先生は結構余裕で

こちらを見ながらお話していたが、

それでもたっぷり1時間はかかっていた。

ここでも紹介状を見ながら、

『元気そうだね。入院の必要があるか、これから検査(CT・採血・検尿)を

受けてもらって、又ここに戻ってきて下さい』

13:00 ここから採血、検尿、CTと進み

あまり辛くなったので、検査センターの空きベットで寝ることにした、

あぁー ラクチン 天国 幸せ~

少し眠って、あーコダヌキ先生の所へ戻らなくちゃ

しぶしぶ起きて内科外来へ

しばらく待たされて

CTの画像を見せられて、コダヌキ先生『膵臓かなぁ?』

何かあるらしい・・・

『でもエコーとか造影剤CTとか撮らないと確定診断できないし・・・

う~ん・・・どうしょうかな?元気そうだし

スタッフと相談してから入院してもらうか決めるから

ご飯でも食べて待っててね』と気軽なコダヌキ先生。

先生私、かなりしんどいので、検査センターのベットで

寝てますから、そっちに連絡してと言って

さっきの天国ベットへ移動する。

検査センターでは気持ち良く迎えてくれて

ここ大好き

眠ったとたんに起こされて、

コダヌキ先生から入院の指示がありました。と看護師さん

から聞かされる。

こんなに迷われるほど私の症状は軽いの?

これはすぐ帰れるかも・・・ウフッ(*^。^*)

16:00検査センターでしばらく待機して

内科病棟へ到着

18:00コダヌキ先生にいわれていた担当のカンガルー先生登場

背中に太陽背負っているように大きくて明るい。

『多分、何かのウィルスにやられたらしいので1週間から10日くらいで退院できますよ。』

とうれしいお話です。

『ただし、原因がはっきりわかるまで絶食です。』

高熱でもお腹はすくので辛いです。

さっき食べておけばよかった・・・。

明日の検査にそなえて9時以降

水も飲まないように言われた。

病院内は空調のせいか乾燥しているので

辛いです。

夜何度も起きてうがいする。

早く朝にならないかなぁ

かかりつけ医もウィルスと言っていた。

内科外来は膵炎の疑いといっていた。

私の病気は何なのか?

いつの間にか爆睡です。