他の弁護士さんを主人公にした小説やドラマのように
殺人事件や法廷シーンは出てきません。
悪い人も出てきません。
大人の童話のような本です。
『猫弁』『猫弁と透明人間』『猫弁と指輪物語』
3作発表されていて、2作がドラマ化されています。
私も、ドラマを観て知りました。
ドラマを観ていても、小説は楽しめます。
ドラマ枠の中で省略された部分も見ることができて
お得感満載です。
優しい文章の中に、
うそは重ねないといけないからつらい。
苦手な事も丁寧にやると、人並みにできるようになるとか・・・
はっとさせられることばが並んでいます。
ココロが疲れたときに読んでみてください。
読み続けると、猫弁の生い立ち、
猫弁の周りの人々の生活
段々と明らかにされて、昔からの知り合いのような気持ちになります。
読み終わっても、本箱の片隅に立てて置きたい本です。