その時をどう迎えるか?

窓から優しい風が入ってくる。F1000189

遠くで豆腐売りの声が聞こえている。

私はベットに横たわって静かな朝の気配を楽しんでいる。

軽く目を閉じているが、真っ暗ではなく

乳白色の世界が広がっている。

とても気持ちが良い。

これまでの出来事がひとつ・・・ひとつ・・・

浮かんで消えていく。

最後に糸に繋がれた小さな思い出のF1000191かけらが5つ・・・6つ・・・

もう終わりなの?

これで本当の深い眠りについていくらしい・・・と感じた。

大きなため息をついて

この体が現世とお別れをする。

・・・・・・・・・・・・・。

昔々のことですが、

気功師の外山先生にどんな最後を迎えたいですか?

と聞かれて具体的に浮かばなかったのです。

幸せな事に親も兄弟も元気です。

しかし人は一人で生まれ一人で死んで行きます。

その時こうであればいいな・・・・・。