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入院日記  12月15日(火曜日)

木立ベコニア朝、5時40分大きな4人部屋のカーテンを開けます。

天気がよければ、夜明けの様子が楽しめます。

今日は曇りの様子です。

それでも、今まで窓の見えない入り口側にいたのでうれしいです。

この部屋にいられるのも明日の朝まで。

本当に、個室は空くのでしょうか?

諸田玲子さんの時代小説『あくじゃれ』に出てくる小伝馬町の大牢を連想します。

大牢より全然待遇はいいけど

捕らわれの身は同じです。

気導術の効果はとても大きく、完全に平熱で落ち着いています。

夜、少しあがっって37・7℃位

以前のように38℃~40℃の時に比べると

食欲もあり、病人?って感じです。

横になっている時間も減りました。

背筋も腹筋もなくなりましたが、起き上がり

立って歩くことが苦痛ではなくなっています。

でも木曜日にお腹から背中まで切れ目

が入りその傷になれるのにどのくらいかかるんだろう?

不安は大きく大きくなっていきます。

とりあえず、今日一日21時まで制限なしなので、

食べて、飲んで(お水です)過ごします。

前に同室だったウサギさんが遊びに来てくれました。

ウサギさんは腎摘出手術の先輩

いろいろ、心配な事、大丈夫 大丈夫と慰めてくれます。

ウサギさんの方が大変な時期なのに・・・

ありがとう

ここは眺めがいいわねぇ~  ウン

静かな時間が流れます。

10:30 入浴時間だけど、便秘3日目はやはり気になる。

トイレには『蓄尿』といって昨日の19:00~今日の19:00

まで溜めるツボと1回づつ『検尿』といって排尿した量を

何CCと記録する用紙があって、トイレも大変です。

検尿は手術後、導尿している時以外

退院するまで続くそうです。

トイレで頑張って、3日分は無理でも1日分は出せたので、

少し元気になってお風呂に向かいます。

今回の便秘は手術中に脱糞する夢を見たのが

原因だと思います。

あまりにリアルでしばらくボウゼンとしてました。

入浴後、昨日の採血の結果を教えてもらいました。

貧血数値が大きく改善していました。

よかったです。

PM3:30 麻酔科の先生29歳女性( 若いですね~美人です。)が

来てくれて、明後日の手術の硬膜外麻酔(脊髄のまわりに

ある硬膜の外側にカテーテルを使って局部注射をして

手術する部分の神経を麻酔する方法)の説明をしてくれた。

今回の手術は硬膜外麻酔と全身麻酔の併用でするようです。

今回、体の上部なので、Th7 肩甲骨の下のラインあたりの

硬膜外に麻酔を入れるらしい

そんなに上で大丈夫なんですか?と青くなる私

肺の手術ですともっと上から入れますよ・・・

そうですか・・・・

痛いですよね?

先に麻酔のような注射を細い針で入れます。

でもそれも痛いですよね?

その前にぼーっとする注射もあります。

それ多めにお願いします。

了解しました(*^。^*)!!!

前に筋腫の手術で硬膜外の麻酔が痛かったので

念入りにお願いをする。

こうして、事前に説明して下さるのは

とても安心です。

硬膜外麻酔により、まれに脊髄に損傷を受け

マヒが下半身に残る事故もあります。

手術は危険がいっぱいです。

昼間、お仕事疲れの様子の看護師さんに

憂鬱そうにしてますねぇ

まるで動物園のトラのようですよ・・と言われた。

トラ?

まぁ・・・猫科だもんね。  トラに見えたらうれしいよ♪

オリの戸開けたら逃げ出しそうなトラですね・・・と彼女は去って行った。

スルドイ!!!

熱が下がった今、毎日家に帰りたい。

仕事場に帰りたい。と思っています。

もう手術しなくていいんじゃない?元気だし・・・。

根本的な解決にはなってないのに

回りの人は手術に向けて準備してくれてくれているのに

腎臓摘出から逃れたい。

でも動けないのが現実です。

以前同じ場所に激しい痛みがあって救急車で入院したことがあります。

1週間検査して、原因不明で退院しましたが、

同じ病気だったのでしょうか?

ならば今回も、後10年位又腫瘍が破裂するまで

このままで生活できないでしょうか?

キリン先生にいったら、笑われた。

これからは、命にかかわります。

そうなの?

知らなければ仕事してたよ・・・。

整体の仕事。アロマの仕事。鍼灸・・・大好き

もう一度できるのかなぁ?

こんなに仕事から離れたの初めてです。

天職だと思っています。

死ぬまで元気に仕事したいと思っています。

そのために手術を受けるのだと

一人納得して・・・ウンとうなずく。

後、2時間で絶食です。

明日から、完全に準備モードに入ります。