2009年12月 入院日記」カテゴリーアーカイブ

入院日記 12月25日(金曜日) 退院

いよいよ年末ですね。

でも病室の小さなテレビの中の出来事のようで、

実感がわきません。

退院したら少しは師走を感じるのかなぁ

多分あと数日で退院です。

外は寒いでしょうね。

早く、相棒プリンと散歩したいです。

このところ、毎朝5時に起きます。

夜中にも2,3度起きます。

病院に来るまでは夜中に起きる事はありませんでした。

病気のせいなのか?

病院にいるからなのか?

退院してみないとわかりませんが、

多分体を使ってないので、眠りが浅いのだと思います。

長い入院生活で筋力がほとんど無くなってしまいました。

30~60分座っているのが辛い状態でどうしても、

すぐ横になってしまいます。

8:20 泌尿器科4人で回診

キリン先生『そろそろ、退院考えてもいいですよ 。』

すかさず月曜日で良いですか?

『いいです。』

回診が終わってから病室の掃除をした。

片づけ終わって、窓を開ける。

冷たい空気が入ってきます。

あと数日で相棒、プリンに会える。

この建物から、空気から

10分たらずの距離にある

私の日常がに恋しくなってきました。

食堂でウサギさんに退院の話をする。

『土曜日でも退院できるのよ。』

ホント??

明日にしてもらおうかな?

早く帰りたい!!!

ナースセンターにキリン先生がいたので、

退院土曜日でも良いですか?

『今日でもいいですよ(*^_^*)』

今日でお願いします(*^。^*)

これから、すぐ準備します。

隣人に連絡して迎えに来てもらう。

片づけしていても続かず、座り込みながら

やっと身の回りを片づけた。

パジャマから普通の洋服へ着替える。

これだけで病人気分から抜け出せる。

帰り、隣人の車から外を眺める。

人も街路樹も車もきらきら光ってます。

こんなにも外の世界は眩しかったんだ。

これから、私の日常へ戻っていきます。

入院日記 12月24日 術後7日目 抜糸しました!!

今日、泌尿器科は手術が6つもあるらしい。

それでも、いつもの回診は4人勢揃いだった。

キリン先生『今日、抜糸します。』

思わず、うれしいですと答えたが時間を聞くのを

忘れてしまった。

留守にしていたら、申し訳ないとひたすら待つ。

11:00 コリス先生『抜糸します!!』と元気に登場

ホッチキスのような金具が一つ一つ外されていく。

痛みはほとんどない。

消毒もない。

2,3分で終了

『お風呂に行ってきていいですよ。』

はぁ~い(*^_^*)

立ち上がるとやっぱり・・・楽です。

こうやって段々と回復していくのですね。

まだまだ、お仕事するには遠いけど、

少しずつ体を動かしていきましょう。

抜糸のお祝いに売店へ行く。

病室に帰ってリポビタンDを飲んでいたら

うさぎさんが遊びに来てくれた。

同じ手術を2年前に受けた先輩。

多分同じ時期に退院になると思う。

もう2人とも考える事は退院のことばかり

早く外に出たい。

でも体が動くかなぁ~

昼食の八宝菜を食べてしばらくすると

???の感覚があってトイレへ

ちゃんと力めて大量の便が出ました。

今日はうれしい事ばかりです。

病院にいると

食べられる事、排尿、排便ができる大切さを感じます。

昼過ぎにお風呂に入って

ドライヤーで髪を乾かす。

これだけでも、筋力の無くなった体には

一大イベントです。

横になって休みたい。

18:00夕食

夕食のメニューです。

ローストチキン、シーザーサラダ、コーンスープ、ピラフ、イチゴのケーキ

ケーキ付ですよ!!!

本当にこの病院はお食事に気を使ってくれます。

今日はうれしい事がいっぱいあったクリスマスイブです。

入院日記 12月22日 術後5日め

手術が終わって今が一番辛い時期かも知れません。

咳こんだりすると刺すような痛みがきます。

朝食後、いつもの回診

キリン先生『今日からお風呂どうぞ』

本当に いいの? うれしいです。

この体で、お風呂 いいんだぁ・・・・

うれしいけど・・・とっても不安

10:00にお風呂の予約をいれておく。

お風呂場の鏡に体が映る

肉が落ちて、腕も足も細くなっている。

左のお腹だけ一文字に切れ目が入り

大きく腫れている。

鏡を見て、大丈夫すぐに戻るから

前よりキレイな体になろうな・・・

強気の事を言ってみる。

シャワーをあびて病室へ帰って来ると

やはりすっきりした。

ウサギさんが遊びに来てくれた。

彼女は入院当時の同室の仲間

そして、2年前腎摘出手術を受けた先輩

何かと気遣ってくれます。

ありがとうございます。

ウサギさん、ご自身が大変な状況なのに強い人です。

彼女は今抗がん剤の点滴投与を受けています。

お昼ご飯は何と焼きそばでした。

うれしいなぁ~(*^_^*)

少し食べると胃のあたりが痛くなります。

大きな腫瘍を取り除くため、胃と腸をすこしよせた・・・?らしいです。

回復まで少し時間がかかると教えられました。

いつもなら痛みが出たら、食べるのを諦めますが、

今日は頑張って完食しました。

やっぱり、変化がほしいんです。

入院日記 12月21日 

朝起きても痛みは続いていますが、

起き上がると、何とまっすぐ立てました。

おそるおそる鏡の前で傷の具合を見る。

お臍の上から横一線の切り傷、大きく腫れています。

これは痛くても、仕方ないと納得して、

部屋の片付けをして、カーテンを開け、ゴミ掃除して

何となく気分をもりあげる努力をする。

でも湧き上がる不安・・・人は痛みに弱いですね。

8:00朝食

今日は5分かゆ、昨日までの離乳食と違いおかずは少し

原型をとどめている。

昨日は青のりのテリーヌっぽいものを食べて

むせてすごく苦しかった。

今むせたり、咳こんだりすると

すごく痛いです。

あと、力むこと。

腸は活発に動いていますが、まだ便は出ません。

というより、痛いので力めないんです。

8:20回診、泌尿器ドクター4人で登場

リーダー先生『元気そうですね』

はい!!!

10:00キリン先生再登場

『ドレーン抜きましょう』

はい!!!

痛いですか?

『ゆっくりやっていきますから大丈夫ですよ

はい、抜けました。』

痛くなかったです。

キリン先生本当に上手です。

『明日からお風呂も大丈夫ですよ

熱も平熱に近いですし、抜糸もしましょうか』

え~っ抜糸も?

『あれっ手術いつだっけ?』

17日ですけど・・・

『あっそう あんまり順調なので間違えました。抜糸はもう少し後ね。』

私、順調な方なの?これで?

試験でいい点取ったような喜び

単純人間だなあ~

少しフロアを散歩してストレッチする。

11:30蒸タオルが届く。

この病院はお風呂に入れない人には

蒸タオルが届く。

お風呂に入れない身には本当にありがたい事です。

14:30隣人登場

早いね~

『ダンナと喧嘩してお腹すいたからレストランに行く』

わぁ~付き合うよ(*^_^*)

歩くのも痛いくせに喜んでます。

レストランで彼女に和風ハンバーグを勧める。

本当は自分が食べたい。

でも病院食があるので食べられない。

ねーっ一口食べてもいい?

『いーよぉ』

おいしい♡♡♡

いいなぁやっぱりシャバのご飯

退院したら、こようね。

1日限定6食の幕の内弁当食べようね。

やっぱり友はいいなぁ

私のばかなハシャギぶりに付き合ってくれる。

18:00キリン先生登場

『今晩から7分かゆで、明日から普通食に変更します。』

助かります。

5→7分粥、の差はよく分からないけど、少しご飯がふえたかな?って感じです。

早くお腹の痛みが取れて

外に出たい。

このまま出されても痛いので、通用しないし・・・我慢です。

諦めて、病院食と格闘する。

レストランの味を1㎝平方でも味わった後では

やっぱり、もの足りないです。

入院日記 12月19日 手術2日め

おはようございます。

元気です。

前の点滴の場所が痛いです。

腕が上がりません。

この痛みは初めての痛みです。

夕方隣人がきてくれて食堂まで一緒に歩く。

点滴の電源を抜いているので、15分間制限のお散歩です。

食堂までが遠い。

食堂の椅子に座り続けるのが辛い。

隣人が『目がしっかりしてきたねー・・・』などと励ましてくれる。

犬と猫の話ばかりして、気持ちが緩みます。

『リンゴ切って来たけど持って帰るね~』

どうして?

『まだ、だめだって』

誰が言ったの?

『看護師さん』

ちゃんと噛むから・・・

『う~んやっぱりダメだと思う

明日3分がゆだからリンゴすってきてあげる。』

食べたい・・・

すっかり落ち込んで病室に戻ります。

夜、何度もガスが出て、体が回復していることを実感しました。

真夜中、体中汗で布団まで濡れています。

これは、手術前にも何度かあった、

体温が上がったり下がったりしている状態です。

体温を測ったら35・6度C

最後の検温が38・8度C

お腹が痛いと言ったので鎮痛剤を点滴にいれてくれたのが

原因のようです。

この状態になると一人ではどうしょうもないので、

ナースコールして、蒸タオルを持ってきてもらった。

体中いろんな管が出ているので、一人では対処できない。

着替え一つ一人でできないのが歯痒いと言ったら

『まだ2日めですよ』と慰められる。

そうか・・・まだ2日なんだ。

明日は元気になれるよね。

今日よりは・・・・

入院日記 12月18日 手術翌日

朝の回診

キリン先生『動ける範囲で動いて下さい

ベットの上に座ったりもOKです。』

起き上がる勇気はないが足を曲げたりしてみる。

回診後、鼻の管が抜かれた。

足の裏にセットされていた血栓防止のポンプもはずされた。

これだけでもかなり楽

後はお腹から出ているドレーン、導尿の管、点滴、弾性ストッキング

午後、看護師さん『立ちあがれますか?』

立ちあがって椅子に座る。

血圧が低いせいか?

目がまわる。

20:30 ガスが出たような気がする。

すごく大切なこと。

3時間後再度、はっきりガスが出たので報告する。

キリン先生からの指示

『明日からお水400CCまで飲んでいいですよ』

今日じゃだめなの?

入院日記 12月17日 手術当日

5:10起床

すかさず、看護師さんが入ってきます。

私、監視されてるのかなぁー

5:30採血 新人看護師さん 血管に入れられず失敗

焦らなくていいのに・・・

『30分したらもう一度来ます。』

誰がくるの?

先生が来るまでにデーター出しとかなきゃいけないなら

誰かベテラン探したほうがいいよ。

私の腕は毎日、点滴と採血でかなりヒネているらしい。

新人看護師さん、これまで何回もチャレンジしているけど

まだ、私の採血に成功した事はないです。

出来なくても、一回は挑戦させる病院の方針なのでしょう。

みんな大変よね。

7:00 2度目の浣腸

『5分我慢して、トイレに行って、終わったら

ナースコールして下さい』

自己報告ではなく、確認したいらしい。

囚人のようだ。

6分我慢してトイレに行く。

とっても気分が悪いが我慢して座り続け

排便を確認してナースコールする。

『気分悪いですか?』

とっても悪いです。

この病院に入院して、初めて気分が悪いと訴える。

『横になっていて下さい。』

新人看護師さんが焦って答える。

7:30 採血2度目

ベテラン看護師さん登場

さっさと腕を取り、サッサと採血をして帰る。

上手ですね~。

蒸しタオル下さいとおねだりして、

浣腸でかいた冷や汗を拭く。

手術用の浴衣と弾性ストッキングをはく。

浴衣を着ているとわからないが、

脱ぐと足の付け根まで、真っ白いストッキングに

ストライプのボクサーパンツ・・・

何??っていう位変な姿が鏡に映ってます。

8:00回診

リーダー先生いつもニコニコ

キリン先生も浴衣姿を見て

『準備進んでますね』と満足そう

真央一人とても疲れています。

そういえばおとついの21時から何も食べていません。

昨日の21時からは水分すら摂っていません。

点滴はされてますが、疲れてきます。

取り調べの犯人が早く楽になりたいのと同じ?

ちょっと違うけど、時が経つのも

止まるのも

逆戻りするのも

コワイし・・・もういいよって感じです。

でも一人の部屋はゆったり時間が流れ、

気持ちは楽です。

空は快晴です。

8:30点滴再開

11:00隣人が手術親族立ち合いのため来てくれた。

これから長い時間待ってもらう事になる。

ベットに寝て待っててね。

11:50手術室に徒歩で向かう。

徒歩なの?

テレビとかではベットで移動とかなのに・・・

『基本的に歩ける患者さんは徒歩です。』

ふ~んCT摂りに行く時は車椅子なのにね。

おまけに荷物になるという理由で浴衣のみ

上着とか着てないので、

本当に手打ちにあう囚人のようです。

手術室到着

テキパキと手術台の上に乗せられ

腕に注射される

だんだん意識が薄れる。

手術後

19:00キリン先生がいる。

とても明るい・・・手術室だ。

すごくハッキリ見える。

また、意識が薄れて

病棟に着く。

隣人が疲れた顔で迎えてくれた。

8時間もいてくれたんだね。

ベットで寝られた?

『ううん 2時頃手術室に持っていっちゃたの』

ゴメンネ・・・

明日はゆっくり休んでね。

夜中じゅう採血、血圧、傷の具合、

腸の動きと2時間置きに起こされる。

わたし、眠いんですけど・・・

病棟に戻った直後、スゴク寒かった。

歯がかみ合わずカタカタと音を立てていた。

麻酔の影響らしい。

あまりに震えているので、

『採血できません』の声が聞こえた。

キリン先生が足の付け根から素早く採血していく。

いつも上手いですね。

電気毛布を入れてもらって、

しばらく眠った。

起こされると点滴が痛くて、

看護師さんにだだこねする。

『この点滴はドクターしか扱えないんですよ』

じゃドクターお願いします。

『今、手が離せないので・・・』

もしかして 帰っちゃったの?

誰でもいいから替えて

腕が上がらないほど腫れて痛い。

ベテラン看護師さんが変えてくれました。

助かりました。

入院日記  12月16日 手術前日

6:00起床

朝6時まで眠れるなんて久しぶり

いつも夕飯食べて、満腹になって、18:30にはバクスイ

22:00ころオハヨウでした。

よくて1:00頃起床・・・朝まで長いです。

今日は手術前日なのでスケジュールがいっぱいです。

7:00 入浴、浴室で剃毛する。

剃毛・・・自分でやるのです。

下向くと貧血のせいか?フラつくので、結構危険でした。

午後、点滴が入ります。

手術スタッフが手術説明にきます。

血栓防止のための弾性ストッキングを渡されます。

採血(静脈血)があります。

19~20:00 浣腸します。

結構忙しいのに午前中この部屋から個室に移動です。

個室空くのかなぁ?心配です。

9:30 弾性ストッキングが届きました。

何と真っ白です。何で白なのぉ~???普通ベージュでしょう

それもSサイズですよ!!!入るかなぁ?

試しに履いているとコリス先生点滴持って登場

ゴメン!!先生今取り込み中なの

先生ストッキングと格闘中の姿を見て、慌てて退場

ゆっくり頑張って下さいね~

頑張っても足先から踵まで入るのに5分かかりました。

スッゴク疲れて、横になりたいと思いながら

残り足の付け根までひっぱります。

足の付け根まではスルリと入ります。

ようするに足先からカカトまでが勝負なのね!!!

コツが分かって安心です。

やはり1度履いてみてよかったです。

10:00再度コリス先生登場

泌尿器科で一番若手

採血するのに道具を忘れて又、退場

箱の中にクロスマッチの文字

あーぁやっぱり輸血する気なのね。

仕方ないのかな

貧血数値9・7まで回復してもう少しなんだけどなぁ・・・

コリス先生再々登場

手首の近くの血管をピンピン叩く

先生緊張してる?

ベテランは叩かないんだよね

じーと見てさっとさすのよ・・上手い人は・・

心の中で呟く

コリス先生採血中にシーツも床も

血だらけにして、ついにナースコール

いつもなんだよね~オレ

先生、大丈夫?

キリン先生が執刀医で本当によかった(*^_^*)

コリス先生性格はとってもいいんでけどねぇ~

採血後針を点滴につないで、コリス先生退場

手元のガーゼ真っ赤

痛いんですけど・・・

言えない。後で看護師さんに直してもらったほうが安心

お昼前に師長登場

個室空いたけど  引越していい?

ありがとうございます♡。

みんなで協力して(真央が持ってるのは点滴だけ)

個室へお引越し

明るくないけど、落ち着いた、いい部屋です。

4人部屋の一人使用は気がひけるけど、

ここは本当に落ち着きます。

引越しついでにコリス先生に血だらけに

されたベットは置き去りにして

新しいベットにチェンジ  良かった

やっぱり血だらけベットは辛いよね

夕方隣人が夫婦できてくれた。

千葉神社のお守りまで買ってきてくれました。

感謝です♡♡♡

19:00浣腸

看護師さんが医療用の長い浣腸を温めて持ってきてくれた。

温かいだけで刺激が違うのよね~

細かい心使いがうれしい

5分だけでいいので我慢してね。

後で成果聞きに来るから頑張ってね~

5分が辛い

頑張りました。

成果があってうれしいです。

ただし点滴は手術前の特殊な点滴で先生しか抜き刺しできないらしい。

19:30回診

泌尿器科4人登場

キリン先生に点滴が痛いと訴える

針を少し引く・・・楽になりましたか?

少しね・・・

今晩眠れなくても心配いりませんよ

それは良かった。

言った通りドラマの途中から眠くなって

作戦成功です。

入院日記  12月15日(火曜日)

木立ベコニア朝、5時40分大きな4人部屋のカーテンを開けます。

天気がよければ、夜明けの様子が楽しめます。

今日は曇りの様子です。

それでも、今まで窓の見えない入り口側にいたのでうれしいです。

この部屋にいられるのも明日の朝まで。

本当に、個室は空くのでしょうか?

諸田玲子さんの時代小説『あくじゃれ』に出てくる小伝馬町の大牢を連想します。

大牢より全然待遇はいいけど

捕らわれの身は同じです。

気導術の効果はとても大きく、完全に平熱で落ち着いています。

夜、少しあがっって37・7℃位

以前のように38℃~40℃の時に比べると

食欲もあり、病人?って感じです。

横になっている時間も減りました。

背筋も腹筋もなくなりましたが、起き上がり

立って歩くことが苦痛ではなくなっています。

でも木曜日にお腹から背中まで切れ目

が入りその傷になれるのにどのくらいかかるんだろう?

不安は大きく大きくなっていきます。

とりあえず、今日一日21時まで制限なしなので、

食べて、飲んで(お水です)過ごします。

前に同室だったウサギさんが遊びに来てくれました。

ウサギさんは腎摘出手術の先輩

いろいろ、心配な事、大丈夫 大丈夫と慰めてくれます。

ウサギさんの方が大変な時期なのに・・・

ありがとう

ここは眺めがいいわねぇ~  ウン

静かな時間が流れます。

10:30 入浴時間だけど、便秘3日目はやはり気になる。

トイレには『蓄尿』といって昨日の19:00~今日の19:00

まで溜めるツボと1回づつ『検尿』といって排尿した量を

何CCと記録する用紙があって、トイレも大変です。

検尿は手術後、導尿している時以外

退院するまで続くそうです。

トイレで頑張って、3日分は無理でも1日分は出せたので、

少し元気になってお風呂に向かいます。

今回の便秘は手術中に脱糞する夢を見たのが

原因だと思います。

あまりにリアルでしばらくボウゼンとしてました。

入浴後、昨日の採血の結果を教えてもらいました。

貧血数値が大きく改善していました。

よかったです。

PM3:30 麻酔科の先生29歳女性( 若いですね~美人です。)が

来てくれて、明後日の手術の硬膜外麻酔(脊髄のまわりに

ある硬膜の外側にカテーテルを使って局部注射をして

手術する部分の神経を麻酔する方法)の説明をしてくれた。

今回の手術は硬膜外麻酔と全身麻酔の併用でするようです。

今回、体の上部なので、Th7 肩甲骨の下のラインあたりの

硬膜外に麻酔を入れるらしい

そんなに上で大丈夫なんですか?と青くなる私

肺の手術ですともっと上から入れますよ・・・

そうですか・・・・

痛いですよね?

先に麻酔のような注射を細い針で入れます。

でもそれも痛いですよね?

その前にぼーっとする注射もあります。

それ多めにお願いします。

了解しました(*^。^*)!!!

前に筋腫の手術で硬膜外の麻酔が痛かったので

念入りにお願いをする。

こうして、事前に説明して下さるのは

とても安心です。

硬膜外麻酔により、まれに脊髄に損傷を受け

マヒが下半身に残る事故もあります。

手術は危険がいっぱいです。

昼間、お仕事疲れの様子の看護師さんに

憂鬱そうにしてますねぇ

まるで動物園のトラのようですよ・・と言われた。

トラ?

まぁ・・・猫科だもんね。  トラに見えたらうれしいよ♪

オリの戸開けたら逃げ出しそうなトラですね・・・と彼女は去って行った。

スルドイ!!!

熱が下がった今、毎日家に帰りたい。

仕事場に帰りたい。と思っています。

もう手術しなくていいんじゃない?元気だし・・・。

根本的な解決にはなってないのに

回りの人は手術に向けて準備してくれてくれているのに

腎臓摘出から逃れたい。

でも動けないのが現実です。

以前同じ場所に激しい痛みがあって救急車で入院したことがあります。

1週間検査して、原因不明で退院しましたが、

同じ病気だったのでしょうか?

ならば今回も、後10年位又腫瘍が破裂するまで

このままで生活できないでしょうか?

キリン先生にいったら、笑われた。

これからは、命にかかわります。

そうなの?

知らなければ仕事してたよ・・・。

整体の仕事。アロマの仕事。鍼灸・・・大好き

もう一度できるのかなぁ?

こんなに仕事から離れたの初めてです。

天職だと思っています。

死ぬまで元気に仕事したいと思っています。

そのために手術を受けるのだと

一人納得して・・・ウンとうなずく。

後、2時間で絶食です。

明日から、完全に準備モードに入ります。

入院日記  12月14日(月曜日)

手術3日前です。F1000172

昨日『経腹的腎摘出手術をうけられる方へ』という手術前後の

計画表を頂きました。

明日から、そのスケジュールに沿って生活していきます。

今日から2人増えて4人部屋です。

お向かいは白内障の手術

お隣は尿道を広げる手術

2人とも明日手術で2,3日で退院だそうです。

家族がきてにぎやかだったり、

スタッフの手術説明であわただしい雰囲気です。

真央は個室の手配がうまくいかずまだ移動できません。

一人になりたい!!!と看護師長に直訴

月曜日から個室の約束はどうなったの?

話合いの末、4人部屋を今日と明日まで

使用させてもらい、水曜日(手術前日)その部屋に男性の入院患者が入室するので

その時までに個室を空ける。

本当にできるの?

綱渡りのようなお部屋移動だが、

とりあえず、一人になれるらしい。

真央はかなりナーバスになってます。

きっと熱が下がり

手術が迫って

現実が迫ってきたのでしょう。

気導術本部に電話して熱が下がった事を伝えました。

和代先生はもうひと頑張り、エネルギーを送るよ!!!・・・心強いです。

この時期に熱が下がったという事は破れて出血し続けていたのが、

止まったという事。

看護師さんも先生から切らないと下がらないと

言われていたようです。

気導術はスゴイです。

フラつきも少なくなりました。

貧血も改善されているのでしょう。

14:40 寝ていたら起こされる。

部屋を移動します。

4人部屋を一人で使用・・・今日と明日だけ。

太陽の光が降り注ぐ夢のお部屋の窓側にベット

を運んでもらった。

朝、曇っていた空も真っ青です。

最高の贅沢です。

幸せ(*^。^*)

師長に感謝です。