時代小説版の法医学ミステリーです。
祥伝社から文庫で出ています。
漫画にもなっています。
江戸の北町同心が仲良しの医者、玄海と
現代医学顔負けの検視をして
不審死の謎を解いていきます。
原作者の『川田弥一朗』氏は現役の臨床医で
臨場感たっぷりです。
お月という風変わりな人相書きの
美女も登場します。
当時は解剖という手段はほとんど取らず、
あくまで外側からの判断という制約があるのですが、
その中で工夫しながら、悩みながら
事件の解決をしていくのです。
最初に事件の事を上司から告げられ
現場に行くまで、他の事に気を取られないように
偏見や思い込みをしないように
自制をして臨む姿など
他の現在の仕事にも
活かせるのではないでしょうか?
軽い内容ではないのですが、
文章がとても読みやすいので、
寝る前のひと時読んでいます。