お勧めします。『江戸の検視官』

時代小説版の法医学ミステリーです。F1000210

祥伝社から文庫で出ています。

漫画にもなっています。F1000208

江戸の北町同心が仲良しの医者、玄海と

現代医学顔負けの検視をして

不審死の謎を解いていきます。

原作者の『川田弥一朗』氏は現役の臨床医で

臨場感たっぷりです。

お月という風変わりな人相書きの

美女も登場します。

当時は解剖という手段はほとんど取らず、

あくまで外側からの判断という制約があるのですが、

その中で工夫しながら、悩みながら

事件の解決をしていくのです。

最初に事件の事を上司から告げられ

現場に行くまで、他の事に気を取られないように

偏見や思い込みをしないように

自制をして臨む姿など

他の現在の仕事にも

活かせるのではないでしょうか?

軽い内容ではないのですが、

文章がとても読みやすいので、

寝る前のひと時読んでいます。