入院日記 12月17日 手術当日

5:10起床

すかさず、看護師さんが入ってきます。

私、監視されてるのかなぁー

5:30採血 新人看護師さん 血管に入れられず失敗

焦らなくていいのに・・・

『30分したらもう一度来ます。』

誰がくるの?

先生が来るまでにデーター出しとかなきゃいけないなら

誰かベテラン探したほうがいいよ。

私の腕は毎日、点滴と採血でかなりヒネているらしい。

新人看護師さん、これまで何回もチャレンジしているけど

まだ、私の採血に成功した事はないです。

出来なくても、一回は挑戦させる病院の方針なのでしょう。

みんな大変よね。

7:00 2度目の浣腸

『5分我慢して、トイレに行って、終わったら

ナースコールして下さい』

自己報告ではなく、確認したいらしい。

囚人のようだ。

6分我慢してトイレに行く。

とっても気分が悪いが我慢して座り続け

排便を確認してナースコールする。

『気分悪いですか?』

とっても悪いです。

この病院に入院して、初めて気分が悪いと訴える。

『横になっていて下さい。』

新人看護師さんが焦って答える。

7:30 採血2度目

ベテラン看護師さん登場

さっさと腕を取り、サッサと採血をして帰る。

上手ですね~。

蒸しタオル下さいとおねだりして、

浣腸でかいた冷や汗を拭く。

手術用の浴衣と弾性ストッキングをはく。

浴衣を着ているとわからないが、

脱ぐと足の付け根まで、真っ白いストッキングに

ストライプのボクサーパンツ・・・

何??っていう位変な姿が鏡に映ってます。

8:00回診

リーダー先生いつもニコニコ

キリン先生も浴衣姿を見て

『準備進んでますね』と満足そう

真央一人とても疲れています。

そういえばおとついの21時から何も食べていません。

昨日の21時からは水分すら摂っていません。

点滴はされてますが、疲れてきます。

取り調べの犯人が早く楽になりたいのと同じ?

ちょっと違うけど、時が経つのも

止まるのも

逆戻りするのも

コワイし・・・もういいよって感じです。

でも一人の部屋はゆったり時間が流れ、

気持ちは楽です。

空は快晴です。

8:30点滴再開

11:00隣人が手術親族立ち合いのため来てくれた。

これから長い時間待ってもらう事になる。

ベットに寝て待っててね。

11:50手術室に徒歩で向かう。

徒歩なの?

テレビとかではベットで移動とかなのに・・・

『基本的に歩ける患者さんは徒歩です。』

ふ~んCT摂りに行く時は車椅子なのにね。

おまけに荷物になるという理由で浴衣のみ

上着とか着てないので、

本当に手打ちにあう囚人のようです。

手術室到着

テキパキと手術台の上に乗せられ

腕に注射される

だんだん意識が薄れる。

手術後

19:00キリン先生がいる。

とても明るい・・・手術室だ。

すごくハッキリ見える。

また、意識が薄れて

病棟に着く。

隣人が疲れた顔で迎えてくれた。

8時間もいてくれたんだね。

ベットで寝られた?

『ううん 2時頃手術室に持っていっちゃたの』

ゴメンネ・・・

明日はゆっくり休んでね。

夜中じゅう採血、血圧、傷の具合、

腸の動きと2時間置きに起こされる。

わたし、眠いんですけど・・・

病棟に戻った直後、スゴク寒かった。

歯がかみ合わずカタカタと音を立てていた。

麻酔の影響らしい。

あまりに震えているので、

『採血できません』の声が聞こえた。

キリン先生が足の付け根から素早く採血していく。

いつも上手いですね。

電気毛布を入れてもらって、

しばらく眠った。

起こされると点滴が痛くて、

看護師さんにだだこねする。

『この点滴はドクターしか扱えないんですよ』

じゃドクターお願いします。

『今、手が離せないので・・・』

もしかして 帰っちゃったの?

誰でもいいから替えて

腕が上がらないほど腫れて痛い。

ベテラン看護師さんが変えてくれました。

助かりました。