治療院の中にはお待ちの方のために、数冊の本が置いてあります。
その中で唯一の漫画『 ぐーぐーだって猫である 』が映画になりました。
本屋さんで立ち読みしていて、大半( 3冊とも )読んでしまったのですが、
離れがたくて買ってしまった本です。
それだけ、作品に不思議な力があるのです。
映画は原作とはストーリーも少し違っていましたが、大島弓子ワールドはしっかり顕在していました。
かわいくて、はかなくて、しなやか・・・だけど登場人物はみんな、
背筋を伸ばして、しっかり前をみている
泣き喚いても、地面に足つけて踏ん張っている。
観終わった後、人っていいなぁ・・・
明日からまた一日が始まる。
そんなささやかな事に感謝したくなる映画でした。